【自称動物学者が解説】成体うさぎとベビーうさぎどっちがめんこい― 値段・特徴・メリットデメリットを徹底比較!【保存版】
こんにちは。自称動物学者のハクナマタタです。
うさぎを初めてお迎えしようと考える時、必ずといっていいほど迷うのが、「成体(大人のうさぎ)とベビー(子うさぎ)、どっちを迎えたほうがいいの?」という問題に直面するはずです。
どちらにも魅力がありますが、生態・性格の安定度・健康リスク・飼育の難易度までそれぞれに大きな違いがあります。
この記事では、自称専門家の視点から成体 vs ベビーの特徴、値段、メリット/デメリットをわかりやすく比較し、さらに 代表的な5種類の相場付き種類紹介 までまとめて解説していきます。
結論:成体とベビーはこんなに違うが値段はそんなに変わらない
◆ 成体うさぎとベビーうさぎの比較表(まずはざっくり)になります。成体うさぎとベビーうさぎそんなに変わらないっじゃないか?という人がほとんどだと思います。しかし、成体では選べるものだが、ベビーだと成長段階で大きく変わってしまうデメリットもあります。
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比較項目 |
成体うさぎ |
ベビーうさぎ |
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値段相場 |
種類によっては安定(15,000~70,000円程度) |
人気種ほど高騰(25,000~80,000円超も) |
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体力・健康 |
安定しており扱いやすい |
体が弱く体調管理がシビア |
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性格の予測 |
ほぼ固まっているので“性格で選べる” |
成長で性格が大きく変化する |
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サイズの予測 |
成長後の大きさが確定している |
予測しづらく「思ったより大きい」ことも |
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懐きやすさ |
じっくり距離を縮める必要がある |
育て方次第で強く懐く |
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事故リスク |
比較的低い |
落下・誤飲などリスク高め |
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飼育難易度 |
中級者向け |
上級者向け(初心者でも可だが注意必要) |
成体うさぎの特徴とメリット・デメリット
成体うさぎの値段相場
15,000〜70,000円前後(種類により変動)ネザーランドやホーランドロップなど人気種でも、ベビーに比べると価格が落ち着きやすいです。また後で書きますが、代表的な種類でも10万円は行かない。10万超える場合は中間でかなり値段が釣り上がってしまっているだけです。
成体うさぎのメリット
① 性格がすでに安定している
「おっとり・ツンデレ・甘えん坊」など、個性がハッキリしています。
= 自分の生活スタイルに合う子を選べる のが最大の強み。
② 育ちきっているため大体の大きさがわかっている育ててみたら予想以上に大きくなる…という心配がありません。まあこんなもんだろって所で成長は完全に止まるか、すでに止まってお迎えができる。
③ 健康状態が安定
食事がしっかりとれ、環境変化に強い。初心者でも飼いやすいです。特に環境の変化は重要、食事が摂れなくなってしまうこともあります。でも成体だとなれるのも早くモリモリご飯を食べます。
④ お迎え後の負担が少ないベビーに比べて、
・温度管理
・食事量
・牧草・水の摂取
・排泄の安定
が整っていることが多いです。成体だと自分の好きなように自由に遊んでくれるので飼育はしやすく、初心者向けと言っていいです。
成体うさぎのデメリット
① 懐くまでに“時間”が必要すでに形成された性格があるため、信頼関係づくりにじっくり向き合う必要があります。
② 過去の環境が影響している場合も保護うさぎやペットショップ育ちの場合、トラウマ・警戒心が強い個体もいます。
③ 可愛さはベビーに劣る?見た目の可愛さを求める人にはベビーの方が刺さる傾向。これは人によります。私は食べている所が大好きなので、ムシャムシャしている所を観ているだけでいいのですが、ぱっと見てベビーは超絶めんこいです。
ベビーうさぎの特徴とメリット・デメリット
ベビーうさぎの値段相場
25,000〜80,000円以上(人気種は高額化)ネザー・ホーランドロップなどは、ペットショップでは特に高値で扱われます。これは後でまた種類別になった時に書きますが値段は犬と違って超高額と言っても代表的な成体うさぎで10万以上は絶対に行かないです。ペットとしては比較的安い方になります。
ベビーうさぎのメリット
① 圧倒的に可愛い丸顔・短い手足・尻がフワフワ、ちょこちょこ動く姿はまさに天使と思える容姿、絶対可愛いんです。
② 育て方次第ではよく懐きます。人の手や生活環境に慣れやすく、人間との信頼関係を築きやすいです。まだ何も知らない子なのですごく懐くのが早いです。
③ 体の大きさだけでなく成長の変化を楽しめます。最初は毛の色が薄くてもそのうち毛色の濃くなっていく様や、体型も個性が出ます。ホーランドロップなど耳の変化など“育つ過程そのもの”が魅力が尽きない。成長を観てみたいという気持ちがいっぱいになります。
ベビーうさぎのデメリット
① そもそもベビーなため体が小さい=体力が弱いになってしまいます。体調の管理が難しく、温度の変化や食事の変化に弱く、下痢や食滞などのリスクがとても高いです。
② 性格が本当に読めないです。ベビーうさぎは小さい頃は甘えん坊でも、成長とともにツンデレ化することも少なくない。ムスッとしてしまう事もあります。動物園の飼育員さんはまたそこが可愛いんだと言ってました。(どMな飼育員さんでした。)
③ 事故リスクが高いです。理由はとにかくよく動きます。好奇心でなんでもよくかじり、できない事でもトライしてしまい、飛べない所でもジャンプする。落下事故やコードかじりに注意が必要です。
私の知り合いのベビーうさぎは電気コードをかじってしまった子がいたとのこと。残念です。
④ ベビーうさぎは長時間の見守りが必要になります。なので日中留守にする家庭には不向きです。留守が多い家庭には不向きなため、一人暮らしにベビーうさぎは不向き、でも成体うさぎは大丈夫です。
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代表的なうさぎ5種類の値段と特徴(成体/ベビー比較)
① ネザーランドドワーフ
成体:20,000〜50,000円
ベビー:25,000〜70,000円
特徴:超小型で人気No.1。成体は性格が安定し、ベビーは小ささが魅力。
成体メリット
• 性格が読める
• 小型でも扱いやすい
ベビーメリット
• ぬいぐるみのような小ささ
• 育て方で懐きやすい
② ホーランドロップ
成体:25,000〜60,000円
ベビー:30,000〜80,000円
特徴:垂れ耳で人気。成体はおっとり、ベビーは耳の変化が可愛い。
③ ミニレッキス
成体:20,000〜45,000円
ベビー:25,000〜60,000円
特徴:ベルベットの毛並み。ベビーはやんちゃ。
④ イングリッシュアンゴラ
成体:30,000〜70,000円
ベビー:40,000〜90,000円
長毛ケアが必須。ベビーは特にデリケート。アンゴラって書いていますがこのアンゴラってよくコートでアンゴラ、カシミアとあると思いますが、そのアンゴラです。肌触りが良く、お値段がそれなりにします。
触ると本当にしなやかな毛並みでずっと触っていたくなるほどの毛並みになります。
⑤ ライオンヘッド
成体:15,000〜40,000円
ベビー:20,000〜50,000円
たてがみの変化が魅力。活動量は多め。
結論:どちらが向いているか?
◆ 成体が向いている人
• 忙しくて見守り時間が少ない
• 温度・食事管理に自信がない
• 落ち着いた子と暮らしたい
→ 生活リズムが安定していて、初心者にも優しい。
◆ ベビーが向いている人
• 時間に余裕がある
• 観察やお世話が好き
• 信頼関係を一から築きたい
→ うさぎ育てを全力で楽しめる中〜上級者向け。
まとめ(自称動物学者としてのアドバイス)
成体もベビーも、それぞれ違った魅力があります。大切なのは「自分の生活スタイルと、うさぎの性格をどれだけ合わせられるか」 という点です。
• 育てる過程そのものを楽しみたいなら → ベビーうさぎ
うさぎとの暮らしは、どちらを選んでも幸せです。ぜひ、自分にとって最適なパートナーを見つけてください。
おまけ:ここは読んでも読まなくてもどっちでもいいです。
近年動物を飼って飼育しきれないからと野に放ってしまうケースが多く、犬ねこだけでなく色々な種類の動物が野生化させられています。うさぎがもし野生化したらどうなるか、関東で考えてみます。
都心でアスファルトがある所だろまず餓死で亡くなるでしょう。少し田舎の方で河川敷などで野生化したら、千葉県(獣医生命化学大のオープンキャンパスで生息例があったと聞いています。)と埼玉県(ある川の河川敷でキャンプした際に私が確認しています。)では本土ギツネが生息しています。
注意:【ホンドキツネは地域によって絶滅危惧種に指定されています。更に超獣保護法で守られています。日本は狂犬病除菌国ですが、イヌ科なので狂犬病もあるかもしれません。絶対に餌付けしようとか、側に行こうなど考えないでください。】
大きな音を出して追い払ってホンドキツネに出会えたことだけで楽しんでください。ちなみに生息場所は絶対に教えません。

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